前回の 18-19レアル・マドリー序盤戦績その3~クラシコと監督交代騒動~ に続いてレアル・マドリーの中盤戦の流れを見ていく。
11月下旬~12月 CL・GS突破、クラブW杯優勝
主要メンバー
GK クルトワ
DF カルバハル、ラモス、ヴァラン、マルセロ
MF モドリッチ、ジョレンテ、クロース(バルベルデ)
FW バスケス、ベンゼマ、ベイル、アセンシオ
【負傷】ナチョ、オドリオソラ、レギロン、カゼミーロ、アセンシオ
公式戦 9戦7勝2敗
ソラーリ監督に代わり復調し始めたマドリーだったが、代表戦明けの13節エイバル戦では0-3と完敗。再び悪い流れに戻るかと思われたが、グループステージ突破のかかるCL5節のローマ戦ではしっかり2-0で勝利、首位通過を決めた。
その後も余裕のある戦いではないものの勝ちを続け(CL6節CSKAモスクワ戦では0-3で敗戦もこれは消化試合)、UAEで行われるクラブワールドカップへと向かった。
初戦となる準決勝では鹿島アントラーズを相手に3-1で勝利。決勝では地元のアル・アイン相手に3-0と快勝し、危なげなく2連覇を達成してみせた。
この時期はナチョが右膝を、さらにカゼミーロが引き続き右足首を痛め離脱。それでも、代役として中盤の底に入ったマルコス・ジョレンテが安定した働きを見せ、エイバル戦で守備のタスクをこなせず、フィットしなかったセバージョスからポジションを勝ち取った。
1月 リーガ再開から2試合勝ちなし
主要メンバー
GK クルトワ、ナバス
DF カルバハル、ラモス、ヴァラン、ナチョ、マルセロ、レギロン
MF モドリッチ、カゼミーロ、セバージョス(クロース)
FW バスケス、ベンゼマ、ヴィニシウス
【負傷】ナバス、クルトワ、クロース、ジョレンテ、アセンシオ、マリアーノ、ベイル
公式戦 8戦5勝1分2敗
ホーム&アウェイ方式の国内カップ戦コパ・デル・レイとリーガを並行して進む時期に入ったマドリー。以後は基本的に中3日での試合が続いていくことになる。
クラブワールドカップに出場したため、その間に行われた17節ビジャレアル戦が年明けすぐに設定されたが、終盤追いつかれて2-2のドロー。続く18節Rソシエダ戦も開始直後にカゼミーロがPKを与えると、後半にはルーカス・バスケスが2枚目のカードで退場。
攻撃陣も決定機でベンゼマが決めきれず、0-2と敗戦し、2試合連続で勝利を逃して順位を5位まで下げた。
その後も失点の多い不安定な戦いが続いたが、コパ・デル・レイはレガネス、ジローナに競り勝ちなんとか準決勝まで進んだ。
厳しい戦いとなったこの時期だが、負傷者も続出した。年明けすぐにカゼミーロの代役を務めていたマルコス・ジョレンテが左内転筋を負傷。カゼミーロが復帰したため大きな痛手にはならなかったが、同じく中盤の核であるクロースがRソシエダ戦で外転筋を痛め離脱。
前線の選手もCWCの鹿島戦で負傷したアセンシオが引き続き離脱し、トレーニングに復帰するも足首を負傷し再び離脱。
ベイルもビジャレアル戦で左足を負傷し、ベンゼマも19節ベティス戦で右手小指を骨折。出場機会の少ないマリアーノも坐骨神経痛で起用できない状況だった。
さらにはGKもナバスとクルトワも負傷。幸い、交互に離脱したため穴が空くことはなかった。しかしチームは連戦の中で、ソラーリ監督が志向する負荷をかけた試合展開の影響もあってか不安定な時期を過ごした。
18-19 レアル・マドリーの移籍・戦績・システム情報