前回の 18-19レアル・マドリー中盤戦績~クラブW杯制覇もリーガを落とす~ に続いてレアル・マドリーの中盤戦の流れを見ていく。
2月~3月上旬 ソラーリ監督解任、ジダン再就任
主要メンバー
GK クルトワ(ナバス)
DF カルバハル、ラモス、ヴァラン、レギロン(ナチョ)
MF モドリッチ、カゼミーロ、クロース(セバージョス)
FW バスケス、ベンゼマ、ヴィニシウス、(ベイル)
【負傷】Mジョレンテ、ヴィニシウス、バスケス
公式戦 10戦5勝1分4敗
コパ・デル・レイ準決勝のバルセロナとのクラシコ、さらにラ・リーガでのクラシコにアトレティコとのダービー、そしてチャンピオンズリーグ・ラウンド16でのアヤックス戦。重要な試合でことごとく敗れたことにより、早くもマドリーの今シーズンが終了したのがこの時期だ。
コパ・デル・レイではアウェイでの1レグは1-1で折り返すも、ホームの2レグでは0-3と敗戦しベスト4で敗退。ラ・リーガでは23節アトレティコ戦を3-1で勝利するも、コパ・デル・レイ2レグ直後に行われた26節バルセロナ戦では0-1と敗戦。勝ち点を12差まで引き離されしまった。
さらに3連覇中のチャンピオンズリーグでもアウェイの1レグで2-1と勝利しながらも、ホームで1-4と大敗しベスト16で姿を消すことに。
こうして重要な試合を落としたマドリーは3月12日にサンティアゴ・ソラーリ監督を解任。昨季まで指揮を執っていたジネディーヌ・ジダンを再び招へいし再起を図る決断をした。
負傷者も復帰しフルメンバーが戻ってきた時期であり、長期離脱者はマルコス・ジョレンテのみ。それでも勝てなかった以上、ソラーリ監督の解任は致し方ないと言える。
ロペテギ監督の後を継ぐ形で今季途中に就任し、アグレッシブなプレッシングによって一時的には復調の気配も見せたが、それ以上の戦術的な落とし込みはなく、前線のタレントを生かすだけの攻撃力は生まれず。
ヴィニシウスやレギロンといった若手を起用する方向性も見せ期待に応えてみせたが、ビッグクラブ相手に勝負を決める役割を求めるにはまだ荷が重い。その一方で中盤のモドリッチ、クロース、前線のベイル、ベンゼマらも柱として貢献はできなかった。
結局のところ、クリスティアーノ・ロナウドが担ってきた重責がどれほどのものだったのかを再確認させられるシーズンとなった。
18-19 レアル・マドリーの移籍・戦績・システム情報