2019-20 欧州サッカー 日本人の移籍・所属一覧

2019/08/03

移籍 日本人 日本代表

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※2020年4月6日更新※
多くの日本人が欧州移籍に動いた2019-20シーズン。ここでは各国所属の選手を置かれている状況と共に紹介。載せている選手はA代表やアンダー世代代表に選出されてきた選手のみとしています。

紹介はUEFA Association ranking(13-18の5シーズンの成績)の順で、年俸は推定。

1位.スペイン【ラ・リーガ】

EU圏外の外国人選手の出場枠は基本的に3名

乾貴士 エイバル

7/24 ベティス→エイバル 完全移籍 移籍金200万€ 2022年6月まで

昨夏にエイバルからベティスに完全移籍したがチームにフィットせず、冬にアラベスへローン移籍。そこで出場機会を得るも、今季は再びエイバルに完全移籍での復帰が決定した。

15-16シーズンから3年間過ごしており、当時監督だったホセ・ルイス・メンディリバルも在任しているため、出場機会は得られるだろう。

個人での打開を重要視されるリーガにおいて、乾は十分にその個人技を魅せている。それだけに決定機を仕留めて得点数が伸びることを期待したい。

久保建英 Rマドリー(カスティージャ)→マジョルカ

6/14 FC東京→レアル・マドリー 完全移籍 0円 24年

バルセロナの下部組織で育ち、日本に戻ってきてからも順調に成長し、今年はJ1でもレギュラーとして試合に出場していた久保建英。

年齢の関係で日本に帰国したこともあり、当初はバルセロナに復帰するかと思えわれたが、契約交渉が折り合わず、移籍先はレアル・マドリーに決定するという驚きの展開となった。

登録はU-19歳以下の所属するフベニルAとなり、それによって外国人枠から外れるためよりトップチームに帯同しやすい状況となっている。当面はBチームであるカスティージャが主戦場となる見込みだ。

8/22 レアル・マドリー→マジョルカ ローン移籍 20年

プレシーズンはレアル・マドリーのトップチームに帯同した久保。そ後カスティージャ(Bチーム)に籍を移しプレーしていたが、今季ラ・リーガ1部に昇格したマジョルカへのローン移籍が決定した。

【スペイン2部】

柴崎岳 デポルティボ

7/13 ヘタフェ→デポルティボ 完全移籍 200万€ 23年

ヘタフェではチーム構成が決まっており、守備的な貢献度を重視するクラブの中では定位置を確保することができなかった。それでも日本代表では違いを見せるプレーを見せており、去就が注目されていたなかで、2部であるデポルティボへの完全移籍が決定した。

柴崎にとってスペイン2部でのプレーは16-17のテネリフェ以来となる。当時は抜きん出たテクニックを見せシーズン終了後ヘタフェに引き抜かれている。

岡崎慎司 マラガ

7/30 レスター→マラガ 完全移籍 20年
9/3 マラガ 契約解除
9/4 ウエスカ フリー 20年

香川真司 レアル・サラゴサ

8/9 ドルトムント→レアル・サラゴサ 完全移籍 21年

【スペイン3部】

安部裕葵 バルセロナB

7/26 鹿島アントラーズ→バルセロナB 完全移籍 110万€ 23年

安部裕葵が今夏バルセロナへの完全移籍を決めた(登録はバルセロナB)。鹿島ではまだレギュラーを取れない状況の中で、突然の移籍となった。

背景には久保を逃したバルセロナが代役として獲得したというような面もあるにはあるが、バルセロナに移籍できるチャンスな早々ないわけで、ぜひその経験を生かしてもらいたいところだ。

2位.イングランド【プレミアリーグ】

プレミアへの移籍でまず壁となるのが「FIFAランキング70位以内で、直近2年間の国際Aマッチに75%以上出場」という労働ビザ取得条件だ。

日本は70位以内の条件はクリアしているが、個人として日本代表のレギュラーである選手でなければ基本的に登録できないということになるため、若手選手は簡単に出場できない。

南野拓実 ザルツブルク→リバプール

ザルツブルク 6年目 21年
12/19 ザルツブルク→リバプール 完全移籍 850万€ 24年

CLでの直接対決で活躍したこともあり、冬にオーストリアからイングランドで優勝争いを演じるリバプールへステップアップ。

武藤嘉紀 ニューカッスル

2年目 22年

3位.ドイツ【ブンデスリーガ】

スペインやイングランドと違い、ドイツは外国人枠がなく(06-07以降)、それ故に日本人も移籍しやすい環境が整っている。

そのため比較的多くの日本人がドイツへの移籍を選んできた。とはいっても、在籍し続けられるのは結局代表の主力選手という結果は興味深い。

長谷部誠 フランクフルト

6年目 20年

20/05/22 契約延長 21年
今季もブンデスリーガで300試合出場を達成するなど存在感を見せる長谷部がフランクフルトと2021年までの契約延長。

鎌田大地 フランクフルト

シント=トロイデンへのローン→復帰

大迫勇也 ブレーメン

2年目 21年

宇佐美貴史 ガンバ大阪

アウクスブルク(デュッセルドルフへローン)→ガンバ大阪 完全移籍
昨季はローン先のデュッセルドルフでもアピールできず、今夏古巣のガンバ大阪へ移籍し日本へ帰還することとなった。

【ドイツ2部】

原口元気 ハノーファー 2年目 21年

昨季ハノーファーが降格し2部での戦いへ

遠藤航 シュツットガルト

8/13 シント=トロイデン→シュツットガルト(ローン) 20年

4/6 SD(スポーツディレクターが)買取オプションを行使したと発言

井手口陽介 ガンバ大阪

リーズ(グロイター・フュルトへローン)→ガンバ大阪 完全移籍

昨季はドイツ2部グロイター・フュルトへの買取オプション付きでのローン移籍となったが、シーズン序盤での右ヒザ後十字じん帯断裂もありアピールできず、またリーズ側が移籍金を下げることもなく完全移籍は成立しなかった。その結果、宇佐美同様に古巣のガンバ大阪への復帰を選択することとなった。

酒井高徳 ヴィッセル神戸

ハンブルガーSV→ヴィッセル神戸 完全移籍

4位.イタリア【セリエA】

イタリアも基本的にEU圏外枠は3名まで

冨安健洋 ボローニャ

7/9 シント=トロイデン→ボローニャ 完全移籍 900万€ 24年

17-18シーズン途中にベルギーのシント=トロイデンに移籍してから1年半でセリエAの舞台にステップアップを果たした冨安健洋。

日本代表でもスタメンに定着しており、さらなる守備面での向上が期待できるイタリアへの移籍となった。

吉田麻也 サウサンプトン→サンプドリア

8年目 20年

1/31 サウサンプトン→サンプドリア ローン 20年

8年目となったクラブで序盤戦から先発の機会を得ていたが、レスター戦での0-9の敗戦後は出番を失い、以後は途中出場1試合のみとなっていた。

そんな状況でイングランドからイタリアのサンプドリアへ移籍が決定。

5位.フランス【リーグアン】

フランスも基本的にEU圏外枠は3名まで

酒井宏樹 マルセイユ

4年目 21年

昌子源 トゥールーズ→ガンバ大阪

2年目 22年

2/3 トゥールーズ→ガンバ大阪 完全移籍 1億円?

今季は二度の負傷で1試合の出場に留まり、チームも二度の監督交代で最下位に低迷。そのような状況でジュニアユース時代に所属していた、ガンバ大阪への完全移籍が決定。

川島永嗣 ストラスブール

2年目 契約延長 21年
昨季は出場機会がなく契約満了となり、出場機会のあるクラブへの移籍が有力視されていたが、7月22日に2年の契約延長を発表した。

 

西村拓真 CSKAモスクワ

2年目 22年

1/11 CSKAモスクワ→ポルティモネンセ(ローン) 20年
2年目の今季も出場機会は少なく、冬にポルトガルのポルティモネンセへのローンが決定。

3/22 ポルティモネンセとの契約解消
3/24 ベガルタ仙台へローン移籍 21年1月 ポルティモネンセでも加入した1月の2試合以降出番はなく、古巣のベガルタ仙台へ帰還した。

7位.ポルトガル【プリメイラ・リーガ】

中島翔哉 ポルト

7/6 アル・ドゥハイル→ポルト 共同保有 1200万€ 24年
昨季途中にポルトガルのポルティモネンセから、カタールのアル・ドゥハイルに完全移籍した中島翔哉。

欧州で活躍し、ステップアップが期待された中でのカタール行きだったが、今夏にポルトガルの名門クラブ、ポルトへの加入が発表された。

コパ・アメリカでは強気の仕掛けを見せながら、守備面での課題も見えた。それだけにCLにも出場する組織的な欧州クラブで経験を積む意味は非常に大きい。

権田修一 ポルティモネンセ

2年目 21年

安西幸輝 ポルティモネンセ

7/9 鹿島アントラーズ→ポルティモネンセ 完全移籍 22年
鹿島で左サイドバックのレギュラーとして活躍し、日本代表にも招集された安西幸輝のポルティモネンセ移籍が決定。

日本代表の左サイドバックは長友佑都の後継者がまだいないポジションだけに、その意味でも期待したい選手だ。

西村拓真 ポルティモネンセ

1/11 CSKAモスクワ→ポルティモネンセ(ローン) 20年
2年目の今季も出場機会は少なく、ポルトガルのポルティモネンセへのローンが決定。

3/22 ポルティモネンセとの契約解消

前田大然 マリティモ

7/21 松本山雅→マリティモ ローン移籍 20年
東京五輪世代でもあり、コパ・アメリカメンバーにも選出されていた前田大然もマリティモへの移籍が決定。

ただし安西と違いこちらは1年のローンとなるため、今季は結果を残して本契約を勝ち取ることが求められる。

8位.ベルギー【ファースト・ディビジョンA】

伊東純也 ヘンク(柏からローン→完全)

2年目 20年

20/6/4 柏→ヘンク 完全移籍 23年
今季はレギュラーとしてCL本戦にも出場し[公式戦38試合6G9A]の成績を残した伊東純也。シーズン終了後にヘンクとの買取オプションでの完全移籍が決定した。

久保裕也 ヘント→シンシナティ

3年目 20年

1/9 ヘント→シンシナティ 完全移籍
ドイツのニュルンベルクから復帰した今季はポジションをつかめず、アメリカメジャーリーグ(MLS)への移籍が決定。

植田直通 サークル・ブルッヘ

2年目 22年

三好康児 アントワープ

8/15 横浜Fマリノス→川崎フロンターレ
欧州移籍を前提としてローン契約を解除。

8/20 川崎フロンターレ→アントワープ ローン 20年
買取オプション付きのローンでベルギーのアントワープへ移籍。

4/6 川崎フロンターレ→アントワープ 完全移籍 23年 120万€
買取オプションを行使し23年6月までの契約を結んだ。今季リーグ戦は[14試合4先発1G]の成績。

シュミット・ダニエル シント=トロイデン

7/18 ベガルタ仙台→シント=トロイデン 完全移籍
日本企業のDMMグループが経営権を持つシント=トロイデンに新たな日本人が加入した。今回はGKのシュミット・ダニエルだ。

GKに関しても日本代表は川島永嗣の後継者がいない状態であり、欧州での経験は一歩抜け出すきっかけにはなりえる。

鈴木優磨 シント=トロイデン

7/27 鹿島アントラーズ→シント=トロイデン 完全移籍

伊藤達哉 シント=トロイデン

8/22 ハンブルガーSV→シント=トロイデン 完全移籍

豊川雄太 オペイン

3年目 20
12/26 オペイン→セレッソ大阪 完全移籍

小林祐希 ベヘレン

9/6 ヘーレンフェーン→無所属→ベヘレン 完全移籍 21

ベルギー2部

天野純 ロケレン

7/5 横浜Fマリノス→ロケレン ローン移籍 20年

20/5/28 ロケレン→横浜F・マリノス 完全移籍
チームの破産により横浜F・マリノスへの完全移籍での復帰が決定

小池龍太 ロケレン

7/30 柏レイソル→ロケレン 完全移籍 22年

20/5/28 ロケレン→横浜F・マリノス 完全移籍
チームの破産により横浜F・マリノスへno 完全移籍が決定

9位.ウクライナ【プレミアリーグ】

なし

10位.トルコ【スュペル・リグ】

長友佑都 ガラタサライ

2年目 20年

20/6/30 契約満了

11位.オランダ【エールディビジ】

堂安律 フローニンヘン→PSV

3年目 21年

8/30 フローニンヘン→PSV 完全 750万€ 24

フローニンヘンでの3シーズン目に入った堂安。去就が注目されながらもシーズンが開幕し、2試合に先発出場していたが、8月末に国内強豪のPSVへの完全移籍を決めた。

板倉滉 フローニンヘン

(マンチェスターCからローン移籍) 2年目

中山雄太 ズヴォレ

2年目 22年

ファン・ウェルメスケルケン・際 ズヴォレ

7/10 カンブール(オランダ2部)→ズヴォレ

中村敬斗 トゥウェンテ

7/16 ガンバ大阪→トゥウェンテ ローン 21年

20/6/25 ガンバ大阪→シント=トロイデン ローン 21年
トウェンテとのローン契約を打ち切り、20-21シーズンはオランダからベルギーのシント=トロイデンへ移籍が決定。

菅原 由勢 AZアルクマール

6/18 名古屋グランパス→AZアルクマール ローン 20年

本田圭佑 フィテッセ→ボタファゴ

11/6 無所属→フィテッセ 20年
12/23 退団
1/31 ボタファゴ 完全移籍 20年

12位.オーストリア【ブンデスリーガ】

奥川雅也 ザルツブルク

ローンから復帰

北川航也 ラピド・ウィーン

7/31 清水エスパルス→ラピド・ウィーン 完全移籍 23年

19位.セルビア

浅野拓磨 パルチザン

アーセナル(ハノーファーへローン)→パルチザン・ベオグラード 100万€ 22年

19位.スコットランド

食野亮太郎 ハーツ

8/9 ガンバ大阪→マンチェスター・シティ 完全移籍
8/31 マンチェスター・シティ→ハーツ ローン 20年
労働ビザの関係もありスコットランド1部ハーツへのローン

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