前回の 18-19レアル・マドリー中盤戦績2~次々とタイトルを逃し再び監督解任~ に続いてレアル・マドリーの中盤戦の流れを見ていく。
3月中旬~5月
主要メンバー
GK ナバス、クルトワ
DF カルバハル、オドリオソラ、、ヴァラン、ナチョ、バジェホ、マルセロ
MF モドリッチ、カゼミーロ、クロース、バルベルデ
FW バスケス、ベイル、ベンゼマ、アセンシオ、イスコ(マリアーノ)
【負傷】クルトワ、カルバハル、ラモス、オドリオソラ、ヴィニシウス、マリアーノ
公式戦 11戦5勝2分4敗
ソラーリ監督時代から起用選手を変更
コパ・デル・レイとチャンピオンズリーグ敗退、さらにはラ・リーガもバルセロナに勝ち点を引き離され、実質的にシーズン終了となったマドリー。それにより今シーズン終盤はジダン監督の復帰と共に、来シーズンに向けて準備をする時期となった。
前監督であるソラーリからの変更といえば再びケイロル・ナバス、マルセロ、イスコ、アセンシオといった選手を起用し始めた点だ。
ソラーリはケイロル・ナバスよりクルトワ、マルセロより若手のレギロンを選択し、イスコやアセンシオをベンチに置いたが、ジダンは以前の体制時と同じく先発に復帰させた。
ゴールキーパーに関してはフロレンティーノ・ペレス会長がクルトワ派であることから監督の選択肢は異なってきた。
ロペテギ監督は序盤ナバスを起用し、徐々にクルトワに以降しCLのみナバスを選択、ソラーリ監督はクルトワを選択している。ジダンはクルトワの負傷もありナバスを起用していたが、復帰後はクルトワを起用。
これにより、シーズン終了間際になって再びナバス放出の報道が出ている。こういった状況が未だに落ち着かないのも混乱を招く原因のひとつとなってしまっている。
マルセロに関しては信頼を置いているようで、マルセロが9試合に先発した一方で、レギロンの出場機会はマルセロ出場停止の試合含めた2試合に留まり立場が逆転した。
19-20シーズンの復権へ向けて
このようにテストが続いたシーズン終盤だが、モチベーションの低下もあってか結果も出ず、ラ・リーガは3位で終えることになった。
来季へ向けては若手選手の見極め、さらにはベイルの去就といった既存戦力の問題はもちろん、新戦力の補強で新たな時代を築くことができるかどうかもポイントだ。
特に注目したいのは、ジダン監督の戦術面での積み上げがどの程度あるかという点。以前のようにロナウドという絶対的な核がいない中で攻撃をどう構築していくのか。今季は大きな変更を見せることはなかっただけに来季からが本当の勝負となる。
18-19 レアル・マドリーの移籍・戦績・システム情報