18-19 アトレティコ・マドリーの序盤戦績①~Rマドリーに勝利も波に乗れず~に続き、その後のアトレティコの戦績を見ていく。
9~10月 公式戦7試合無敗
4節 △1-1 エイバル Bガルセス
CL1 ○2-1 モナコ ジエゴ・コスタ Jヒメネス
5節 ○2-0 ヘタフェ ルマール2
6節 ○3-0 ウエスカ グリーズマン トーマス コケ
7節 △0-0 Rマドリー
CL2 ○3-1 Cブルッヘ グリーズマン2 コケ
8節 ○1-0 ベティス Aコレア
代表ウィーク明けのこの時期からチームはCL含め、公式戦5勝2分の無敗と調子を戻し始め順位は3位まで上昇。
大きくメンバーやシステム変更があったわけではなく、むしろサビッチや新加入のアリアス、カリニッチといった選手が負傷離脱していた期間でもある。
にも関わらずアトレティコが勝ち始めたのは中盤のルマール、ロドリという新加入選手2人がフィットし始めてきたことが大きい。
特にロドリが務める中盤センターは、攻守の起点でありキャプテンでもあったガビが昨季まで長年務めていた重要なポジションだ。
442で選手の距離感を保ち、厳格なポジショニングを重点とするのがシメオネ監督のサッカー。それ故に、一人でも噛み合わなければ他の強豪クラブに比べてバランスが崩れると立て直すのも難しくなる。
この時期もグリーズマンが3G、ジエゴ・コスタが1Gと決して前線の個に依存したスタイルで勝っているわけでないことからもそれはわかるだろう。
こうして開幕からの流れを引きずらずに立て直しに成功したアトレティコはこの時期無敗で乗り切り、ラ・リーガ3位で再び代表ウィークに突入した。
アトレティコのシステム
エイバル戦ではロドリを中盤の底、グリーズマンを右SHに置いた4141、Cブルッヘ戦では相手に合わせ3142も採用したが、442が基本システムは変わらず。