前回の18-19ユベントス序盤戦績その②~公式戦10連勝で首位キープ~に続き、ユベントス序盤戦の戦いを見ていく。
セリエA新記録の快挙
9節 △1-1 ジェノア
CL3 ○1-0 マンチェスターU
10節 ○2-1 エンポリ
11節 ○3-1 カリアリ
CL4 ●1-2 マンチェスターU
12節 ○2-0 ミラン
代表ウィーク明けの9節ジェノア戦で連勝は止まったものの、リーグ戦は負けなしで首位を維持し、12節終了時点での勝ち点を34としてセリエA新記録を更新した。
ユナイテッドとの2連戦で初黒星
チャンピオンズリーグは山場となるマンチェスター・ユナイテッドとの2連戦が行われ、1勝1敗で今季公式戦初黒星を喫した。
特に2戦目となった4節の試合は、先制し主導権を握りながらも終盤に2失点し逆転されるという後味の悪い負け方をしてしまった。
その4日後、4位ミランとの対決でもその影響が出るかと思われたが、イグアインのPKをシュチェスニーが止めなんとか勝ちきり、難しい時期を乗り越えた。
ロナウドが好調で存在感を発揮
今季新加入し話題となったロナウドもようやくフィットし始め、6試合5ゴールと存在感を発揮している。
得点での貢献はもちろんだが、前線で相手を引き付けスペースを作る動きも目立ち、周りの選手を使うプレーも増えている。これによってディバラやベンタンクールらが伸び伸びとプレーできる状況を作り出し、相乗効果を得られているのが今のユベントスだ。
トップに入ったディバラが仕事
そのディバラが一時期の不調から復活し積極性が増している。アルゼンチン代表でも活躍し、クラブに戻ってからもその勢いを持続。11節カリアリ戦ではキレのある仕掛けを見せ、開始1分で先制点を奪うなど積極的なドリブルが戻ってきた。
ユベントスのシステム・戦術
この時期も433がベースシステム。変更点を見ていくと、右SBではデ・シリオが怪我から復帰し、カンセロと併用されている。
中盤ではエムレ・ジャンが甲状腺の問題で離脱し出場がなく、ケディラも離脱中のため、その役割をベンタンクールが担い全試合に先発出場。
同じくマテュイディも先発出場が続き、アッレグリ監督は休ませたいが代わりがいないため出場させていると語っている。(CL4節マンチェスターU戦でケディラが復帰)
前線では、マンジュキッチも左足の負傷で3試合離脱し、ディバラがトップに入った。そのため右WGのポジションにはクアドラードが配置されている。