18-19レアル・マドリー序盤戦績その2~失速の原因~

2018/11/25

ラ・リーガ レアル・マドリー 戦術

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前回 18-19レアル・マドリー序盤戦績~ロペテギ体制でまずは開幕3連勝~に続いてレアル・マドリーのその後の序盤戦の流れを見ていく。

9月~10月 得点がなかなか奪えず早くも失速

4節 △1-1Aビルバオ
CL1 ○3-0ローマ
5節 ○1-0エスパニョール
6節 ●0-3セビージャ
7節 △0-0アトレティコ
CL2 ●0-1 CSKAモスクワ
8節 ●0-1アラベス

今季はラ・リーガ開幕3連勝と、順調な出だしかと思われたが、この時期は調子を一気に落としてしまった。

上の結果だけを見れば6節セビージャ戦以降に不振に陥ったかのように見えるが、その前の試合から徴候はあった。

それは、代表戦とCLに挟まれた中で行われたアウェイ、サン・マメスでの4節アスレティック・ビルバオ戦、続くCL初戦となったローマ戦でも、多くのチャンスを作りながら(前半17本ものシュートを記録も枠内4)得点を決めきれない状態が続いていたことだ。

とはいっても、この時のローマ戦に関して言えば攻撃は機能していたし、後半は主力選手を温存する余裕すらあったため、決定力に関しては一時的な問題かとも思われた。

しかし、今季の活躍が期待されていたベンゼマベイルは上記の7試合でわずか1得点のみに終わる。もちろん彼らだけの問題ではなく、2試合連続得点を挙げていたイスコが虫垂炎で離脱したことや、攻撃の起点となり、数的優位を作り出す存在である両SBのカルバハルマルセロの負傷離脱も大きく響いた。

このような状況下で行われたのが、惨敗を喫した6節セビージャ戦ということになる。開始から主導権を握れずにセビージャに圧倒されると、前半だけで3失点を献上。巻き返したい後半も流れを変えるだけの切り札がなく、ベイルがGKバツリークとの1対1を防がれるなど試合はそのまま動かず0-3で敗北。

この後も3日後には7節アトレティコとのダービー、そして再びCLのCSKAモスクワ戦、8節アラベス戦と続き、チームは切り替える間もなく勝つことができない状況が生まれてしまった。

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