森保監督の初陣となったコスタリカ戦から一ヵ月。10月にパナマ、ウルグアイ、11月にベネズエラ、キルギスとの4戦を終えると1月初旬には早くもアジアカップが待っている。
今回はそのパナマ、ウルグアイ戦を見て感じたことを分析していきたい。(試合後に更新予定)
パナマ、ウルグアイ戦前のチェックポイント
招集メンバー
GK 東口順昭 権田修一 シュミット・ダニエル
DF 長友佑都 吉田麻也 酒井宏樹 槙野智章 三浦弦太 室屋成 佐々木翔 冨安健洋
MF 原口元気 柴崎岳 遠藤航 青山敏弘 伊東純也 三竿健斗 中島翔哉 堂安律 南野拓実
FW 大迫勇也 川又堅碁※追加 北川航也※追加・代表初招集
負傷辞退
FW 小林悠 浅野拓磨
今回からW杯メンバーも本格的に加わり活動を始める日本代表。ポジション別で見るとCBの植田直通→吉田麻也、左SBの車屋紳太郎→長友佑都、MF伊藤達哉→原口元気、MF大島僚太、山口蛍(ともに前回負傷辞退)→柴崎岳といったメンバーに入れ替わる形で欧州クラブ所属選手が選出されたことになる。
この2戦ではそれらの選手と前回の選手の融合をチェックすると森保監督も語っており、経験のあるメンバーがより洗練されたパフォーマンスを見せることを期待したい。気になるのはクラブで出場機会の少ない柴崎岳と原口元気の状態だ。
原口は招集前の試合で負傷した浅野と交代で出場し、アシストを記録するなど上向きな様子も見られるが、柴崎はベンチ外になるなど苦しんでいる。国内よりレベルが高く、欧州でもトップクラスのリーグでプレーしていれば当然そのような時期はありえるわけで、そのような状態でも他の選手と差を見せるプレーができるかどうかはひとつのポイントとなる。
また、森保監督は今回3バックも考えているようなので試合の中でどのように仕込んでくるのか、それに選手が対応できるのかが見どころだ。特に格上となるウルグアイに対してどう対峙するのか。W杯ベスト8入りが壁となっている日本に求められるのは、こういった相手といかに互角に渡り合えるかという点であることは言うまでもない。
2試合後の分析はこちら
2-3.日本vパナマ、ウルグアイ戦を振り返る~強敵相手に互角に立ち合えた理由~