前回紹介までにしたグループA・B・Cに続き、アルゼンチン、チリ、パナマ、ボリビアの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループDのアルゼンチンを紹介する。
W杯南米予選6節(全18節)終了時点:3位(全10ヵ国)
2014W杯、2015年コパ・アメリカで共に決勝に進みながらもドイツ、チリに敗れ準優勝に終わったアルゼンチン。選手層はどこよりも厚く、脂が乗っている選手も多いだけにだけに、15年コパから指揮を執るヘラルド・マルティーノ監督は是が非でもタイトルが欲しいところだ。
悲願のタイトル獲得に向け、陣容は揃ったアルゼンチン
候補段階から欧州ビッグクラブで活躍する選手が多く入ったアルゼンチン。23名に絞る作業だけでも一苦労といったところだろうか。
最終的には14年W杯時のメンバーから10名、15年コパから15名が選出されており、主力は残しつつも、今季好調な選手も組み込んでおり、バランスの取れたチーム構成となっている。
■GK
正GKのマンチェスター・ユナイテッドに所属するセルヒオ・ロメロ(4試合)にマリアーノ・アンドゥハル、ナウエル・グスマンと15年コパ時と変わらぬ3名が並んだ。
■DF
マンチェスター・ユナイテッドのマルコス・ロホ(16試合)、マンチェスター・シティのニコラス・オタメンディ(30試合1G)以外は代表キャップの少ない選手が多いDF部門の選手構成となった。
それでもエバートンのラミロ・フネス・モリ(28試合4G)やフィオレンティーナのファクンド・ロンカリア(30試合1G)、さらにはリーベルプレートのガブリエル・メルカドとホナタン・マイダナなど若手でなく経験豊富な選手を選出している。
■MF
バルセロナのハビエル・マスケラーノ(32試合)、PSGのアンヘル・ディ・マリア(29試合10G)、ラツィオのルーカス・ビリア(27試合4G)らは14年W杯、15年コパにも選出されたメンバー。
その他にもPSGのハビエル・パストーレ(16試合2G)、セビージャのエベル・バネガ(25試合5G)、ベンフィカのニコラス・ガイタン(25試合4G)、トッテナムのエリク・ラメラ(34試合5G)といった攻撃の組み立て、仕掛けに秀でた選手や、アトレティコ・マドリーのアウグスト・フェルナンデス(冬移籍後13試合)とマティアス・クラネビッテル(8試合)といった守備で貢献する選手と優秀な人材を揃えている。
■FW
前線の4人は、代表キャプテンでエースのバルセロナ所属リオネル・メッシ(33試合26G)、マンチェスター・シティのセルヒオ・アグエロ(30試合24G)、ナポリのゴンサロ・イグアイン(35試合36G)、中国、河北華夏幸福のエセキエル・ラベッシと14年W杯、15年コパを通して全く変わらない人選となっている。
コパアメリカ2016 アルゼンチン代表の日程
■親善試合
5/27 1-0 ホンジュラス 得点:イグアイン
6/07 2-1 チリ 得点:ディ・マリア、バネガ
6/11 5-0 パナマ 得点:オタメンディ、メッシ 3、アグエロ
※決勝T進出決定
6/15 3-0 ボリビア 得点:ラメラ、ラベッシ、クエスタ
※1位で決勝T進出
■本大会(決勝トーナメント)
6/19 4-1 準々決勝 ベネズエラ (C2位) 得点:イグアイン 2、メッシ、ラメラ
6/22 4-0 準決勝 アメリカ(A1位) 得点:ラベッシ、メッシ、イグアイン 2
6/27 0-0(延長0-0,PK4-2) 決勝 チリ(D2位)
※準優勝
アルゼンチン代表のシステム、ハイライト動画
GS1 vチリGS2 vパナマ
GS3 vボリビア
準々決勝 vベネズエラ
準決勝 vアメリカ
※ガイタンは出場停止
決勝 vチリ