前回紹介したアルゼンチンに続き、アルゼンチン、チリ、パナマ、ボリビアの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループDのチリを紹介する
W杯南米予選6節(全18節)終了時点:4位(全10ヵ国)
2015年W杯でベスト16、翌年のコパ・アメリカではホスト国として優勝を果たすなど近年存在感を増しているチリ。そのチリを率い、2018年ロシアW杯へ向けた南米予選の戦いを指揮していたホルヘ・サンパオリだったが、2016年1月に労働条件の不満から契約解消。
その後就任したのが現監督のアルゼンチン人、フアン・アントニオ・ピッツィである。これまでチリのウニベルシダ・カトリカ(2010リーグ優勝)、アルゼンチンのサン・ロレンソ(2013前記リーグ優勝)、スペインのバレンシアといったクラブを指揮してきた経歴があり、直近ではメキシコのクラブ・レオンの監督を務めていた。
前任サンパオリ時代のメンバーを引き継いだピッツィ監督
14年W杯から17名、15年コパから15名の選手を今大会のメンバーに選んでおり、前任のサンパオリ時代から人選に変化は見られない。
■GK
正GKかつ、代表キャプテンでもあるバルセロナのクラウディオ・ブラボ(今季リーグ戦32試合出場)、ベテランのホニー・エレーラ、さらにクリストファー・トセリと3名とも14年W杯のメンバーが選出された。
■DF
インテルのガリー・メデル(30試合1G)をはじめ、ゴンサロ・ハラ、ジャン・ボセジュール、マウリシオ・イスラ、エウゲニオ・メナ、ホセ・フエンサリダと、こちらも14年W杯、15年コパから選ばれているお馴染みの顔ぶれが揃った。
エスパニョールのエンソ・ロコ(33試合2G)が唯一、それ以降に入ってきた選手ということになる。
■MF
中盤もバイエルンのアルトゥロ・ビダル(30試合4G)、セルタのマルセロ・ディアス(14試合)、レバークーゼンのチャルレス・アランギス(7試合2G)、チアパスのフランシスコ・シルバら14年W杯、15年コパのメンバーに、15年コパ選出のフィオレンティーナのマティアス・フェルナンデス(22試合1G)といった選手が並んだ
さらにセルタの躍進に貢献したパブロ・エルナンデス(33試合2G)やボローニャの22歳エリック・プルガル(13試合)らが選ばれている。
■FW
前線の顔ぶれも他と同じく、アーセナルのアレクシス・サンチェス(30試合13G)、ホッフェンハイムのエドゥアルド・バルガス(24試合2G)、アタランタのマウリシオ・ピニージャ(20試合G)、セルタのファビアン・オレジャナ(33試合7G)らが揃った。
その他は15年コパで負傷辞退となったエドソン・プッチや23歳のニコラス・カスティージョが選ばれている。
コパアメリカ2016 チリ代表 今後の日程
■親善試合5/27 1-2 ジャマイカ 得点:カスティージョ
6/01 0-1 メキシコ
■本大会(グループステージ)
6/07 1-2 アルゼンチン 得点:フエンサリダ
6/11 2-1 ボリビア 得点:ビダル 2(1PK)
6/15 4-2 パナマ 得点:Eバルガス 2、Aサンチェス 2
※2勝0分1敗の2位で決定T進出
■本大会(決勝トーナメント)
6/19 7-0 準々決勝 メキシコ (C1位) 得点:プッチ 2、Eバルガス 4、Aサンチェス
6/23 2-0 準決勝 コロンビア (A2位) 得点:アランギス、フエンサリダ
6/27 0-0(延長0-0,PK4-2) 決勝 アルゼンチン(D1位)
※優勝
コロンビア代表のシステム、ハイライト動画
vアルゼンチンvボリビア
vパナマ
vメキシコ
vコロンビア ※ビダルは出場停止
vアルゼンチン