ここでは前回紹介したコスタリカに続き、アメリカ、コロンビア、コスタリカ、パラグアイの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループAのパラグアイを紹介する。
W杯南米予選6節(全18節)終了時点:7位(全10ヵ国)
昨年のコパ・アメリカ2015では準決勝まで勝ち上がり、ベスト4に食い込んだパラグアイ。2014年に就任し今大会でも指揮を執るラモン・ディアス監督のもと、今回も上位進出を狙う。
中盤~前線に若手を多く起用したラモン・ディアス監督
今回選出のメンバーは2015年コパ・アメリカからのメンバーが12名と、1年前のことながらメンバーには結構な入れ替わりがみられた。特に、守備陣はほぼ顔ぶれに変わりがないが、中盤より前は核となる選手以外は若手も多く選出されてる。
一方で、前回大会や2011年コパ・アメリカにも選ばれたパルメイラスのFWルーカス・バリオスやアウクスブルクのラウール・ボバディージャ(今季リーグ戦27試合出場4G)、そして今季移籍したエスパニョールで活躍したエルナン・ペレス(32試合7G)らは代表候補止まりで選出されていない。
また、マラガのベテランFWロケ・サンタクルス(17試合2G)は負傷のため、開幕前に参加辞退することとなった。
■GK
代表100キャップを越える守護神フスト・ビジャール、11年コパ・アメリカも経験しているディエゴ・バレット、さらにアントニー・シルバとベテラン3名が選出された。
■DF
代表キャプテンのパウロ・ダ・シルバやミゲル・サムディオ、パブロ・アギラールらが順当に選出。さらに若手ながら代表レギュラーに定着しているグスタボ・ゴメスも当然選ばれている。
※メンバー登録終了後にパブロ・アギラールが負傷離脱。代役としてウディネーゼのイバン・ピリス(27試合)が追加招集された。
■MF
若手が多く選ばれた中で、唯一ベテランとして選出されたのがネストル・オルティゴサだ。ラモン・ディアス監督もその存在の重要性を語っていた。その他の選手で15年コパ・アメリカ当時からいるのはオスカル・ロメロだけとなっている。
※メンバー登録終了後にオルティゴサが負傷離脱し、ビクトル・アジャラが追加招集された。
■FW
こちらもネルソン・アエド・バルデスがベテランとして一人FW部門で選ばれている。そのバルデスに次ぐ存在として中堅のエドガル・ベニテスがおり、それ以外の選手はディナモ・キエフのデルリス・ゴンサレスや、サンタクルスに代わり追加招集されたスポルティング・ヒホンのアントニオ・サナブリア(29試合11G)ら若手を多く含んだ人選となっている。
また、候補メンバーに最年少で入った19歳のヘスス・メディーナは最終メンバーには残れなかった。
コパアメリカ2016 パラグアイ代表の日程
■親善試合5/29 0-1 メキシコ
■本大会(グループステージ)
6/05 0-0 コスタリカ
6/08 1-2 コロンビア 得:アジャラ
6/12 0-1 アメリカ
※1分け2敗の4位でGS敗退