前回紹介したエクアドルに続き、ブラジル、エクアドル、ハイチ、ペルーの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループBのペルーを紹介する。
W杯南米予選6節(全18節)終了時点:8位(全10ヵ国)
2015年コパ・アメリカでは、準決勝でホスト国のチリに敗れたものの、3位で大会を終えることに成功したペルー。2018年ロシアW杯に向けた南米予選では苦戦しているが、リカルド・ガレカ監督の指揮で今大会も上位進出を狙う。
前回大会からメンバーを大きく変えて挑むペルー
2015年コパのメンバーは6名しか残っておらず、世代交代をおこないガラッと色合いを変えてきた今大会のペルー。23歳以下の選手を7名も送り込むなど、次へ向けて試行錯誤の時期だということが伺える選出となった。
■GK・DF
第一GKあるペドロ・ガジェセとディエゴ・ペニーの2人は前回大会から継続して選ばれており、11年コパ当時から選ばれている左SBヨシマール・ヨトゥンやセンターラインを守るCBアルベルト・ロドリゲス、CBクリスティアン・ラモスら守備陣はベテランで固めている。
※ミゲル・アラウホが負傷離脱したため、 レンツォ・レボレドを追加招集
■MF・FW
今回選ばれた中盤の選手中、代表最多キャップなのが24歳のクリスティアン・クエバで、その他のメンバーは前回大会は負傷で選ばれなかったフェイエノールトのレナト・タピアをはじめ、多くの若手を選出している。
FWはエース、ホセ・パオロ・ゲレーロは健在だが、それ以外のメンバーには自国のウニベルシタリオ・デ・ポルテスから、94年生まれの選手ら3名を選んでいる。
意外だったのは、ブレーメンのFWクラウディオ・ピサロ(今季リーグ戦28試合14G)やジェフェルソン・ファルファン、ベティスのファン・マヌエル・バルガス(20試合2G)やフランクフルトのDFカルロス・サンブラーノ(24試合)ら、欧州で実績を積んできたメンバーを選ばなかったことだ。果たしてこの策は吉と出るか凶と出るのか。
コパアメリカ2016 ペルー代表 今後の日程
■親善試合5/28 3-1 エルサルバドル 得点:ルイディアス、ポロ、ヨトゥン
■本大会(グループステージ)
6/05 1-0 ハイチ 得点:ゲレーロ
6/09 2-2 エクアドル 得点:クエバ、フローレス
6/13 1-0 ブラジル 得点:ルイディアス
※2勝1分0敗の1位で決勝T進出
■本大会(決勝トーナメント)
準々決勝
6/18 0-0(PK戦2-4) コロンビア (A2位)
※ベスト8敗退
ペルー代表のシステム
vハイチvエクアドル
vブラジル
vコロンビア