欧州クラブの監督交代劇【スペイン・リーガ編】

2015/11/16

ラ・リーガ 監督

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ヨーロッパでリーグが開幕して3ヶ月ほど経った現在、すでに各国リーグで何人もの監督交代が行われている。

今週はインターナショナルマッチウィークのためリーグ戦は一時中断となっているが、ここで立て直しを図るクラブも多いことだろう。ここではそんな各リーグ(スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア)の監督交代劇をまとめて記録しておく。

ラス・パルマス

10/19 パコ・エレーラ監督(2年目)

 昨季:4位(2部)
 今季:19位 2勝3分6敗

昇格プレーオフを制し2001-02シーズン以来、13年ぶりの1部昇格となったラス・パルマス。しかしながら1部の戦いは厳しく、今季リーガ初の監督交代を招く結果となってしまった。

後任のキケ・セティエン監督は09シーズンから現在リーガ2部のルーゴを率いていた人物で、1部での指揮を執るのは初となる。

レバンテ

10/25 ルーカス・アルカラス監督(2年目)

 昨季:14位
 今季:20位 1勝3分5敗

5シーズン連続でプリメーラ(1部)を戦うレバンテは、今季も昨季の同じ時期と同様に開幕からここまでわずか1勝と厳しいスタートとなってしまった。

その結果を受け、1年前の同じ時期に就任したLアルカラス監督が解任され、後任としてルビ監督が就任。

ルビは2013-14シーズンにはバルセロナ(2位)でティト・ビラノバのアシスタントコーチを勤め、14-15シーズンはバジャドリー(2部5位)で監督として指揮を執っていた人物だ。

レアル・ソシエダ

11/9 デイビッド・モイーズ監督(2年目)

 昨季:12位
 今季:16位 2勝3分6敗

サー・アレックス・ファーガソンの後任として2013-14シーズンにマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任したデイビッド・モイーズ。しかしながら期待された結果を残せずにチームはシーズン無冠、さらにはチャンピオンズリーグ出場権をも逃すことが決定し、リーグ終盤に退任する。

翌14-15シーズンの11月10日、不振で下位に低迷したRソシエダはハゴバ・アラサテ監督を解任しそのモイーズを招聘。その後はバルセロナにも勝利を収めるなどチームを12位まで押し上げることに成功。こうして迎えたのが就任2年目となる今シーズンだった。

しかしチームは開幕から4試合勝ち星なしと一時は最下位に落ちるなど低迷。その後もチームを立て直すことはできずに解任される運びとなった。エバートン時代のように、スペインでの長期政権を目論んでいたモイーズだったがその夢は叶うことなく終わってしまった形だ。

モイーズの後任には11-14シーズンまでバルセロナBで監督を勤めたエウセビオ・サクリスタン氏を2年契約で招聘し、チームの再建を図ることとなった。

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