2020 新型コロナウイルスによる世界のサッカー大会開催状況

2020/03/24

まとめ

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2020 新型コロナウイルスによる世界のサッカー大会開催状況

世界的に蔓延している新型コロナウイルス (COVID-19)によってJリーグはもちろん、世界のサッカーは中断に追い込まれている。今回は主要国の各国リーグ・大会の延期や中止の経緯を調べた。※記載しているのはあくまで決定事項のみです。

4/6 3月中に相次いで各国リーグが中断され、世界的にもシーズン後に予定されていたユーロやコパ・アメリカ、さらに東京五輪も延期が決定。とは言いながらも、どのリーグも5月中の再開を見込み動いてはいた。

しかし、結局のところ感染は収束せず、4月に入って無期限延期を発表することになっているのが現状。欧州では今のところは来季の2020-21シーズン来季が始まる8月までに国内リーグと並行するCLをどう終わらせるかが焦点となっている。

対して、Jリーグが始まったばかりの日本はシーズン終盤で残り試合の処理に追われる欧州とは違い多くの試合を残している。それもあって日程案の協議を続け再開を目指していたが、国内感染者の急増や、選手の感染もあり再開不可能という判断を下し、日程は白紙に戻っている。

なので、今後の状況に目処が立たず、国内の感染者が減ることを待つしか無いのが今の状況だ。

5/18 5月に入って感染者の減少も見えてきた国ではリーグ戦再開に向けた動きが活発になってきた。

欧州ではドイツが5月7日に再開を発表。16日には実際に26節の全試合が無事に行われ、今のところは無観客試合ながら、今後に向けて大きく前進している。

多くの感染者を出したスペインやイタリアではクラブ内での個人練習が始まっている。ただし、イングランドも含めて6月の再開を視野に入れているものの、具体的な日程の発表までは至っていない状況。

一方でフランスやベルギー、オランダはリーグ戦の打ち切りを発表し、来シーズンへ向けて動いていく段階へと切り替えている。

このように各国の状況によっても動きが異なるため、UEFA主催のチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの再開及び日程は正式に決まっていない。

日本では再開案が議論されてきたが、感染が収まらず中断期間の延期を繰り返している状況で再開はまだ先になりそうだ。同じく東アジアの韓国は5/8にKリーグを再開させるなど欧州以外でも状況は全く異なるものとなっている。

サッカー国際大会の開催状況

2022カタールワールドカップ予選

3/9 国際サッカー連盟(FIFA)は3月末と6月に開催される予定だった試合の延期を要請

3/11 それに従い、日本も各サッカー協会間と協議し、3月のミャンマー、モンゴル戦、6月のタジキスタン、キルギス戦を延期を発表

ユーロ2020[欧州選手権]

3/17 欧州サッカー連盟(UEFA)は6月中旬から開催予定だったユーロを来年まで延期することを発表

コパ・アメリカ2020[南米選手権]

3/17 南米サッカー連盟(CONMEBOL)は6月中旬から開催予定だったコパ・アメリカを来年まで延期することを発表

アフリカネイションズカップ予選[アフリカ選手権]

3/13 アフリカサッカー連盟(CAF)はアフリカネイションズカップ予選の延期を発表

UEFAチャンピオンズリーグ[CL]

3/3 ラウンド16のセカンドレグが開催中だったが、3/17のマンチェスター・シティvレアル・マドリー、3/18のユベントスvリヨン試合は無観客試合として行うことを決定

3/12 状況が悪化したことで上記含む試合を延期

3/24 日程消化の目処が立たず、現地時間5/30に行われるCL決勝の延期を発表

AFCアジアチャンピオンズリーグ[ACL]

1/31 中国が発端となったこともあり、アジアサッカー連盟(AFC)は早い時期から試合の延期を決定していた。ACLグループステージでは、中国ホームで行われる予定試合を他国ホームの試合と入れ替えて開催することになった。

2/4 2.3月に行われる予定だったACLグループステージ1節から3節の中国勢との試合が4、5月まで延期された。日本勢も横浜Fマリノス、FC東京、ヴィッセル神戸の試合が含まれていた。

3/25 AFCから各国協会経由で3.4節の延期が通達された。開催は5月以降の予定。

東京オリンピック

3/24 延期を発表し2021年開催予定

インターナショナル・チャンピオンズ・カップ(ICC)

4/10 ヨーロッパのシーズン前にビッグクラブがアメリカに招待され行われてきたインターナショナル・チャンピオンズ・カップ。しかし、今年は2019-20シーズンの残りの日程がこの時期に組み込まれる予定であるため、実行不可能だとして中止を発表した。

サッカー各国リーグ戦の開催状況

日本【J1リーグ、カップ、天皇杯】

Jリーグ公式 https://www.jleague.jp/

2/25 2~4節(3/15)までJ1リーグを延期を発表(リーグカップ、J2、J3も同様に延期)

3/12 5、6節までの延期を発表

3/19 大会方式の変更。今季J1は降格なしとなり。J2からは2クラブが昇格する。

3/25 7~12節(4/3~5/3)までのJ1リーグ延期を発表。J1は5/9再開を予定

4/3 再開日程の白紙を発表

4/9 13~15節(5/9~23)までの延期発表

4/23 天皇杯の大会方式変更。J1クラブは準決勝からの出場となり、今季J1の上位2チームが参加することとなった。

4/30 16節(5/30.31)の延期を発表。

5/29 Jリーグの再開を発表。J1は7/4から再開となった。

スペイン【ラ・リーガ】

3/10 3/15のレアル・マドリーvエイバル、マジョルカvバルセロナ戦等が組まれた28、29節の無観客試合を決定

3/12 状況の悪化で28節の延期

3/23 さらなる状況悪化でラ・リーガ無期限の延期

5/4 ラ・リーガ再開へ始動。個別の検査の後、陰性であれば個別トレーニングを開始できるようになる。

イングランド【プレミアリーグ】

プレミアリーグ公式 https://www.premierleague.com/

3/12 28節マンチェスター・シティvアーセナルの延期

3/13 30節の試合から4/3までプレミアリーグ延期

3/19 国内の状況悪化により4/30まで延期

4/3 5月再開はなくなり無期限延期を発表

イタリア【セリエA】

2/29 26節ユベントスvインテル等の試合を延期

3/5 1ヵ月間の無観客開催を決定

3/9 国内の状況悪化により最低4/3までセリエA延期

4/3 無期限延期を発表

5/28 セリエAの6/20再開を発表。コッパ・イタリア準決勝~決勝もリーグ再開前に行う予定。

ドイツ【ブンデスリーガ】

DFL(ドイツサッカーリーグ機構) https://www.dfl.de/

3/13 当初は26節を無観客開催の予定だったがブンデスリーガ延期

3/31 4/30まで延期を発表

5/7 ブンデスリーガを5/16から再開することが決定。無観客試合となる。

5/16 ブンデスリーガ26節を実施

 

フランス【リーグ・アン】

リーグ・アン公式 https://www.ligue1.com/

3/13 29節からのリーグ・アン延期を発表

4/30 2019-20シーズンのリーグ・アンの打ち切りを発表。パリ・サンジェルマンの優勝、アミアン、トゥールーズの降格、ロリアン、ランスの昇格が決定している。

その他ヨーロッパのリーグ戦

ベルギー【ファースト・ディビジョンA】

5/15 5/6の政府からのプロスポーツ活動停止令により、2019-20シーズンのジュピラー・プロ・リーグ打ち切りを発表。クラブ・ブルッヘの優勝、ベフェレンの降格が決定している。

トルコ【スュペル・リグ】

3/19 欧州各国が中断する中でトルコは無観客開催を続けていたがついに中断

オランダ【エールディビジ】

4/24 エールディビジの打ち切りを発表。クラブ間の会議により、優勝(25節時点で首位アヤックス)と降格はなしとなっている。

ブラジル

3/16 国内主催大会を無期限延期。州選手権については各連盟の判断に任せるとしている。※カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)は従来の予定では5/2に開幕

アメリカ【メジャーリーグサッカー】

3/13 リーグの1ヵ月中断

3/19 5/10までの延期

4/17 中断期間を6/8まで延長

韓国【Kリーグ】

2/24 2/29開幕予定のKリーグ延期を発表

4/25 5/8のKリーグ再開を発表

5/8 Kリーグ1節実施

オーストラリア【Aリーグ】

3/16 無観客開催発表

3/24 延期発表

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