ここでは前回まで紹介してきたグループA・Bに続き、、メキシコ、ウルグアイ、ジャマイカ、ベネズエラの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループCのメキシコを紹介する。
2015年7月にゴールドカップを優勝したものの、その翌日にミゲル・エレーラ監督が記者に対し暴力行為をおこない解任されるという騒動に発展。その後はリカルド・フェレッティ氏を暫定監督としながらも後任を探していた。
10月に入り、当時サンパウロの監督だった、コロンビア人のファン・カルロス・オソリオ氏を引き抜き代表監督に迎え体制を整えることに成功。
その後は好調が続き、2018年ロシアW杯に向けた北中米4次予選を含む、公式戦8連勝で本大会を迎えることとなったメキシコ。ゴールド杯と時期が重なり、メンバーを分けねばならなかった15年コパ・アメリカとは違い、今回はフルメンバーで挑む。
14年W杯から軸は替えずに臨むオソリオ監督
14年W杯メンバーが23名中、15名と大きな変化を加えず今大会メンバー登録を終えたメキシコ。オソリオ監督は、15年コパ・アメリカやゴールドカップの流れを継続したメンバー構成で臨むようだ。
■GK
>マラガのギジェルモ・オチョア(今季リーグ戦14試合出場)、ホセ・デ・ヘスス・コロナ、アルフレド・タラベラと14年W杯時から選出され、代表歴も長い3名が選ばれた。■DF
最終ラインにはキャプテンのラファエル・マルケスをはじめ、エクトル・モレーノ、パウル・アギラール、ミゲル・ラユン、Rソシエダのディエゴ・レジェス(27試合2G)ら、14年W杯当時からいる名のしれたメンバーが並んだ。
上記の選手らと共に、出場機会は少ないもの選出されてきた22歳のカルロス・サルセドは候補メンバー止まりとなった。
■MF
代表100キャップを越えるアンドレス・グアルダードやエクトル・エレーラ、ハビエル・アキーノら14年W杯組が順当に選出される中で、LAギャラクシーのジオバニ・ドス・サントス、ビジャレアルのホナタン・ドス・サントス(27試合)兄弟や、マルコ・ファビアン(11試合)ら欧州で実績のある選手は選出されなかった。
ジオバニ・ドス・サントスに関しては理由がはっきりしており、クラブでのプレーを優先し辞退したとのことだ。
※ユルゲン・ダムが負傷離脱し、カンディド・ラミレスが追加招集。
■FW
代表エースである、レバークーゼンのハビエル・エルナンデス(28試合17G)やクラブ・アメリカのオリベ・ペラルタ、ベンフィカのラウール・ヒメネスといったメンバーは14年W杯組。さらに近年代表に定着したヘスス・コロナや、今大会メキシコ代表最年少の20歳のイルビング・ロサーノといったメンバーが名を連ねた。
また、ここでもRソシエダのカルロス・ベラ (35試合5G)が候補メンバー止まりで本大会の23名枠には選ばれなかった。
コパアメリカ2016 メキシコ代表 今後の日程
■親善試合5/28 1-0 パラグアイ 得:グアルダード
6/01 1-0 チリ 得:Jエルナンデス
■本大会(グループステージ)
6/06 3-1 ウルグアイ 得:O.G、Rマルケス、Eエレーラ
6/10 2-0 ジャマイカ 得:Jエルナンデス、ペラルタ
※2連勝で決勝トーナメント進出決定
6/14 1-1 ベネズエラ 得:Jコロナ
※1勝1分1敗の3位で決勝T進出
■本大会(決勝トーナメント)
準々決勝
6/19 0-7 チリ(D2位)
※ベスト8で敗退
メキシコ代表のシステム
vウルグアイvジャマイカ
vベネズエラ
vチリ