前回紹介したメキシコに続き、メキシコ、ウルグアイ、ジャマイカ、ベネズエラの組み合わせとなったコパ・アメリカ・センテナリオ、グループCのウルグアイを紹介する。
W杯南米予選6節(全18節)終了時点:1位(全10ヵ国)
2014年W杯では決勝トーナメント1回戦でコロンビアに敗れベスト16に終わり、2015年は開催国チリに敗れベスト8と、コパでは6大会ぶりにベスト8の座を逃すことになったウルグアイ。
この大きな原因と言えるのが、エースであるルイス・スアレスの出場停止処分だろう。大会中に怪我から復帰しながらも、グループステージ最終戦でキエッリーニに噛みつき退場処分を下される。さらに最終的に通算9試合の国際大会出場停止処分となり、翌年のコパ・アメリカにも出場できない事態へと発展してしまった。
そのスアレスが戻ってきた今大会のウルグアイは、再び上位返り咲きを狙える戦力を揃えている。ロシアW杯へ向けた南米予選でも首位に立つなど好調を保っており、2006年から指揮を執るオスカル・タバレス監督の元、2011年以来のタイトルを手にしたい。
熟成したメンバーで挑むタバレス率いるウルグアイ
14年W杯時のメンバーが16名、15年コパ・アメリカが18名、両大会ともに選出されたメンバーが14名と大半の顔ぶれに変化はなく、タバレス監督は熟成度を優先したチームを今大会に送り込んできた。
■GK
フェルナンド・ムスレラ、マルティン・シルバは共に14年W杯からのメンバーで、そこにマルティン・カンパーニャを加えた3名が選出された。
■DF
アトレティコ・マドリーのディエゴ・ゴディン(今季リーグ戦31試合1G)、ホセ・ヒメネス(27試合1G)、ヘタフェのアルバロ・ペレイラ(6試合)、ポルトのマキシ・ペレイラ、ナシオナルのホルヘ・フシレらは、14W杯、15年コパにも選ばれているメンバー。さらに、15年コパから参加したトリノのガストン・シルバ(12試合)らが選ばれた。
一方で、スポルティングCPのセバスチャン・コアテスやマンチェスター・ユナイテッドのギジェルモ・バレラ(4試合)、ヘタフェのエミリアーノ・ベラスケス(11試合3G)ら若手選手は候補メンバー止まりとなった。
また、クラブでも負傷続きのユベントスのマルティン・カセレス(6試合)も選ばれていない。
■MF
クリスティアン・ロドリゲス、アレバロ・リオス、アルバロ・ゴンサレス、ニコラス・ロデイロ、ガストン・ラミレスらは14年W杯時からのメンバー。
それ以外の選手も15年コパから参加しているメンバーという構成となった中盤。そんな中で唯一、新しく選ばれたのがフィオレンティーナのマティアス・ベシーノ(30試合2G)となる。
※クリスティアン・ロドリゲスが負傷離脱し、ジェノアのディエゴ・ラクサール(35試合3G)が追加招集。
■FW
バルセロナのルイス・スアレス(35試合40G)、PSGのエディンソン・カバーニ(32試合19G)や、クリスチャン・ストゥアーニ、アベル・エルナンデスといった14年W杯当時からのお馴染みのメンバーに、15年コパから選出されているディエゴ・ロランという変わりのない人選となっている。
※スアレスは5/21の国王杯決勝で負傷交代したが、代表チームには登録された。
コパアメリカ2016 ウルグアイ代表の日程
■親善試合5/27 3-1 トリニダード・トバゴ 得:カバーニ(PK)、カバーニ、ベシーノ
■本大会(グループステージ)
6/06 1-3 メキシコ 得:ゴディン
6/10 0-1 ベネズエラ
※GS敗退が決定
6/14 3-0 ジャマイカ 得:Aエルナンデス、O.G、コルホ
※1勝0分2敗の3位でGS敗退
ウルグアイ代表のシステム
vメキシコvベネズエラ
vジャマイカ